初代Mac Pro Quad v.s. Mac Pro 12-Core

 最近になってようやく音楽制作に使用しているMac Proのパワー不足を感じはじめました。
うちのMac Proは初代モデル。
いままではあまり不満を感じなかったんですが、ProTools 9付属のEleven Freeという
ギターアンプシミュレータを使うようになって不満続出(苦笑)
このプラグイン、とても重いです・・・。
他のソフトシンセを同時に立ち上げ、そのうちの1つにインサートし再生ただけで
もうCPUの40%くらいは使ってしまう感じ。
CPUメーターの見た目的には平気そうにみえるけど、再生中やREC中に再生が止まってしまうことが頻発。
RECで演奏が上手くいってるときにに限って止まるのは、マーフィーの法則か?
けど、やはりツライものがあります(T_T)
買い替えたいなぁ。
Native環境だと、快適動作はやはりCPU性能に依存するもの。
最新のMac Proはどうなんだろう・・・?


というワケで、うちのMac ProでいったいどれくらいEleven Freeを立ち上げられるのか検証。
同時に知人に協力してもらって、最新のMac Pro 12-Core 2.93GHzとも比較してみました!

テスト環境は以下の通り。


<初代Mac Pro>
CPU:Xeon 2.66GHz Quad
RAM:8GB
OS:10.6.7
作業用HDD:Seagate 7200rpm 500GB
I/O:RME Fireface UFX(FW接続)

【ProToolsの設定】
ProTools 9.0.2
バッファ:256
ホスト プロセッサ:3プロセッサ(安定動作のために4コア中3コアを割当)
CPU使用限度:99%
セッション:24bit/48KHz WAV


検証内容は、モノトラックに適当なファイルを読み込み、そこにEleven Freeをひとつインサート。
その状態で何トラックまで増やしていけるかという、ごく簡単なものです。
で、気になる結果ですが・・・。

ーーーーーーーーーーーー
<Mac Pro 2.66GHz Quad>(2007)

 再生上限トラック数(モノ):13
ーーーーーーーーーーーー

お次ぎはMac Pro 12-Core 2.93GHz。
詳細なマシン構成は聞いていないのですが、CPU、RAM、HDD、I/O以外は同じだと思われます。
ProToolsの設定も同じですが、プロセッサは安定動作のためにHyper-Threadingはオフ、
物理12コアのうち10コアを割り当てているそうです。
その結果がコチラ。

ーーーーーーーーーーーー
<Mac Pro 12-Core 2.93GHz>(Mid 2010)

 再生上限トラック数(モノ):59
ーーーーーーーーーーーー


っとまぁ、このような結果になりました。
つまり、初代Mac Proの最廉価モデルと最新(Mid 2010)の最高モデルの差は、
ProToolsを使う限りではおよそ4.5倍ということになりますね。
これはコア数とクロック周波数の差にほぼ比例してます。

なお、HTをオンにして論理コア数を増やすと、一部のソフトシンセなどで不安定になるそうです。
うちの環境では4コア割当にすると、VIENNAなどがブチブチとノイズが乗ってしまい
まったく使い物にならなくなります。
この種のバグはProToolsには多そうですね。
今回の検証はマシン性能の限界を試したというよりは、
より実用的な範囲内での限界値といった感じですので、
あくまでもご参考までに。


あと気になるのは、現行Macで最高のクロック周波数を誇る、Mac Pro 6-Core 3.33GHzでの結果ですね。
この構成は最廉価のシングルCPUモデルのみに用意されたカスタマイズなので、
その存在自体を知らない人が多いみたいw
上記の通り、ProToolsはフルコアを割り当てたり、HTを使用すると動作が不安定になります。
ということは、もしかしたらコア数よりもクロックが高い方が有利なのでは・・・?
そりゃ12-Coreに比べれば劣るだろうけど、価格を考えたら圧倒的に6-Coreシングルの方がC/Pは高い!!
誰か持ってる人、検証してみてくださいw
コメント

知人です(笑)。

追記スペック情報を以下記載しておきます。

CPU:Xeon 2.93GHz 12Core (X5670×2)
RAM:24GB (4GB×6枚/1333MHz)
OS:10.6.4 (32bit起動)
起動ディスク:HITACHI製 7200rpm 1TB
作業用ディスク:HITACHI製 7200rpm 500GB
I/O:MOTU 828 (FW接続)

ProToolsの設定は、コア数以外共通です。

Turbo Boostにより2.93GHz→3.33GHzになっているのか、Radeon5870へOpenCLが働いているのか、
確かめる術を知らぬが故に不明。

こちらも購入にあたり、6Core 3.33GHzとかなり悩みました。

決め手は、メモリスロットが8つある分、増設が安価 (2010年11月当時、24GBで約6万円)。
SnowLeopard & Rossetaが走る最後のハイエンドマシンにかるかもな危機感。
そして、アップルオンラインストアで5%割引して頂けたこと。

悩んでる方も少なくはないかと思われますので、後押しになればと。

  • まつだ
  • 2011/05/26 13:15

>まつださん

スペック情報、ありがとうございます!
さすがスタジオスペック、最強構成ですね!!
最近のマシンはドーピング的な一時的パワーアップ機能があるんですよねぇ。
でも、仮にそれらが働いていたとしても、
今回の結果を見る限りではびっくりするほどの効果はなさそうですね。
少なくともProTools使う上では。

なにはともあれ、とても有意義な検証でした。
ご協力、感謝です♪

  • 三島元樹
  • 2011/05/26 13:45

ProToolsで使用するに辺り、ネックなっているのは32bit環境におけるメモリ4GB制限。

せっかくなので、DigitalPerformerではなく100% ProToolsによる楽曲制作をしてみましたが、ソフトシンセを大量に走らすと、使用メモリ3GBを超えた辺りからDAEエラー9000番台が頻発。

64bit化はProTools10からでしょうか。

オーディオオンリーのミックス作業は問題なし。
RTASといえどHD3/Accelを超える数のプラグインを使えるのは快感です。

遠慮なくMasterTrackに重いプラグインを置けるようになったのが、最大の恩恵です。

宝の持ち腐れにならないよう、たっぷり使ってみます。

こちらこそご多忙中お付き合い頂き感謝です♪


  • まつだ
  • 2011/05/26 14:24

>まつださん

確かにメモリの問題はありますよね。
現状のOSは過渡期な感じがします。
VIENNA ENSEMBLE っていうプラグインホストを使うと、
PTとは別にメモリを使えるらしいのでちょっと気になってます。
基本はVIENNAを効率よく使うためのホストですが、
AUも使えるようになるっていうので、導入価値はありそうだなと。

  • 三島元樹
  • 2011/05/26 15:03

右に同じくVIENNA ENSEMBLEが気になっております!!

なんか機材の趣味が合い過ぎて嬉しいやら怖いやらです。

漢字Talk7.5→OS9→OSX→Intelという流れにおけるソフトウェアのアップデート費用が辛く(笑)、しばらくは今の環境で止めようかとと考えております。

試しに使ってみたProToolsのMIDIがことのほか良く、DigitalPerformerを卒業しようか悩み中です。

  • まつだ
  • 2011/05/26 15:38

>まつださん

考えることは一緒ですねw

ちなみに僕はDP→PTのクチですww
DPメインで両方並行して使ってたんですが、
PT8以降はMIDI編集がやりやすくなったので完全に移行しました。
たまにDPのMIDIエフェクトが使いたくなりますが、頻度は高くないので特に不便はないですね。
それよりも動作の軽快さや安定度は圧倒的にPTの方が良いので、
あまり戻る気がおきませんww

  • 三島元樹
  • 2011/05/26 17:02

素晴らしい研究ですね。

自分も仕事上Pro4,8,12を使っていますが
アップル担当者に聞いたところ音楽のソフトは一層が良いとの事、Proから出ているラインナップでは 4.6が一層なので上記の結果がでたのだと思いました。

またAdobeのソフトはコア数で速度が左右されるのでIllustrator Photoshopなどを使う方はコア数重視の8、12が最適だとの事

貴方の使用頻度の高いソフトに合わせて構成して下さい。

  • ゆん
  • 2011/07/21 15:14

>ゆんさん

コメントありがとうございます♪
最近はLionの話題で持ち切りですね。
まだソフトの対応が全然追いついてないですが・・・。
音楽のソフトにしろAdobeにしろ、早く対応して欲しいものです!
Adobeに関してはCS1しか持ってないので、買い替えると20万するんですけど(汗)
これはちょっとキビシイです。。。
Macの買い替えなんかは当分先になりそうです(^_^;

  • 三島元樹
  • 2011/07/22 16:15
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